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舞台は1970年代の長崎。市田静子は、ホステスとして働く母と妹と3人で貧しい暮らしを送っていた。父には愛人がいて、たまに帰ってきては金を無心し、暴力をふるうだけ。ついには家をでてしまう。
母の客だという男が養父として同居しはじめると、歪んだ支配欲と身勝手な理想をおしつけられ、3人の生活は一変していく。
義父による理不尽なパワハラと性的虐待。助けを求めても母は助けてくれない。
静子は傷つき、抗いながらも、自らの人生を切り開いていく。
内田春菊が1993年に発表した自伝的長編小説のミュージカル化。
原作:内田春菊
「ファザーファッカー」(文春文庫)
「ダンシング・マザー」(文芸春秋)
演出:ペーター・ゲスナー
振付:宮河愛一郎
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:東京演劇大学連盟